『車の保険の落とし穴!!』

投稿日:2015.08.20

自動車の保険には、2種類あります。強制保険である「自賠責保険(共済)」と、自動車の持ち主が契約するか否かを判断できる「任意保険(共済」です。強制保険である「自賠責保険」は、原則、契約していないと公道を走る事は出来ません。でも、任意保険は、契約していなくても公道を走る事は可能です。この、任意保険の落とし穴について元プロの目線からご説明したいと想います。

 

 

○ 任意の自動車保険(共済)とは?

時々、勘違いをされているご契約者がいるのです。自賠責保険を掛けているから、任意保険は必要ないと言われるのです。強制保険である自賠責保険は、国が定めた「被害者救済」を目的とした、「対人賠償」のみの保険です。「対物賠償」は、有りません。特に、高齢者の方に多い傾向なのですが、よくよく話を聞いてみると自賠責保険だけだった…。損害保険会社の事故担当者が、頭を抱える事態となるのです。勘違いされるポイントは、自賠責保険だけで対人賠償が可能であるや、対物賠償もしてくれるとの思い込みです。

 

 

※2015年8月現在

・自賠責保険賠償限度額

死亡 :3,000万円

後遺症:最高4,000万円

傷害 :120万円

 

 

ご存知でしょうか?

今の世の中、恐ろしい事になっている事をです。働き盛りのサラリーマンを、対人事故で死亡させたり、後遺症が残る様な重大な怪我を負わせた場合。最低でも、約2億円の損害賠償が請求されます。これは、将来に渡って、そのサラリーマンが稼いで来るであろう給料を計算するからです。同じく、専業主婦の場合でも、一定の家事労働を給与として認めて、計算する事になります。

また、道路に佇んでいる「信号機」。これに突っ込んでなぎ倒した場合は、最低でも、約1,000万円の賠償。ガードレールに至っては、100mにつき約300万円の賠償。相当、セレブなお方でない限り、とても支払える金額では有りません。この、とても支払えない賠償金額を支払ってくれるのが、任意保険である「自動車保険(共済)」なのです。対人事故の場合、まず、自賠責保険が先に適用されます。そして、自賠責保険の賠償限度額を越えて、初めて、自動車保険(共済)の登場となるのです。

でも、実際にいるのです。自分は慎重な運転しかしないから、大丈夫とか。自賠責保険で、何とかなるだろう。これらの危険な方々が、堂々と公道を走っているのです。