【交通事故について知る】 専門用語に触れておこう(3)「運行供用者の責任」

投稿日:2013.12.13

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

「運行供用者」の意味をご説明しましたが、その責任についても多少知っておきましょう。

自賠法の条文にあるとおり、運行供用者が事故を起こして「他人の生命又は身体を害したとき」には損害賠償責任があります。

 

その責任が免除される場合もあり、条文にきちんと規定されています。

①     運行供用者および運転者が自動車の運行に関して注意を怠らなかったこと。

②     被害者または運転者以外の第三者に故意または過失があったこと。

③     自動車に構造上の欠陥または機能の障害がなかったこと。

 

これら3つの要件を同時に満たしていれば、加害者に責任はないとされ、損害賠償責任は免         除されます。

3つも同時に満たすなんてハードルが高いのでは?と思われるでしょうが、実際の例で考え           ると合理的な要件ばかりです。

 

たとえば、駐車場に車を停めていた場合に歩行者が勝手にぶつかってきてケガをした場合、赤信号で停車中に追突された場合などのいわゆる自損事故では、自動車は「運行」はされていませんので、自賠法でいう「運行によって他人の身体または生命を害した」にはあたりません。

ちなみに、「運行」とは、自動車の走行中だけをいうのではなく、車のドアの開閉や、ダンプカーであれば荷台の上げ下ろしも含みます。

また、信号無視をした車がぶつかってきた場合、こちら側が青信号に従ってきちんと運転していたのであれば、責任は一切ありません。

同様に、センターラインをオーバーした車に衝突された場合や、スリップしてバランスを失ったバイクが自動車に接触して事故になってしまった場合の自動車側も免責されます。

 

酔っ払いが夜道をフラフラ歩いており、数歩後退したときに自動車にぶつかったりとか、自殺しようとして走っている自動車の前に飛び出したりとか、被害者(車)の存在や行為が予想もつかないものだったりする場合も、責任はありません。

 

このように、「加害者」側になってしまっても、要は、きちんと交通規則を守って運転していれば

「加害者に責任はない」と認められ、免責されます。

急いでいるときなど、つい赤信号から青信号に変わる直前に発進したりなど「少しくらいならいいだろう」と油断してしまいがちですが、万が一巻き込まれた場合にはその油断が免責を遠ざけてしまうかもしれません。

安全運転に勝る防御策はないことを肝に銘じておきましょう。

 

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