【自賠責保険】どのケガ人に適用される?

投稿日:2013.12.10

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

自賠責保険は、自賠法(自動車損害賠償保障法)に基づき、加害者が被害者に支払うべき損害賠償金を、いわば肩代わりするものです。

保険者は保険会社であり、被保険者(=加害者)は自動車保有者および運転者です。

「保有者」とは、自賠法により、「自動車の所有者その他自動車を使用する権利を有する者で、自己のために自動車を運行の用に供する者」と規定されています。

「その他」以下は分かりにくい表現ですが、例えば、自動車を借りて運転している者も保有者となります。なお、「運転者」には運転補助者も含まれます。

 

「加害者」「被害者」というと犯罪のようであまりいい印象はありませんが、誰が誰に支払うか、という面から考えるとイメージしやすいと思います。

お金を支払うべき側が加害者ということになります。

 

自賠法上は、加害者は「自己のために自動車を運行の用に供する者」という立場の者が、「その運行により他人の生命または身体を害したとき」の責任を負うとされています。

つまり、加害者は運転者、または事故を起こした自動車の保有者ということになります。

対して被害者は、条文上では「他人」であることが条件ですが、ここでいう「他人」とは一般的な意味の他人ではありません。自賠責保険  の考え方では、「他人」の定義が違うのです。

 

被害者(他人)は、勿論ケガ人ですが、ケガ人すべてが対象になるわけではありません。

 

判例では、「他人」とは、「自己のために自動車を運行の用に供する者および当該自動車の運転者を除くそれ以外の者」とされています。つまり、運行供用者でもなく、運転者でもない者ということです。

 

例をあげると、歩行者を跳ねてしまった事故の場合はその歩行者、自動車同士の事故の場合は、相手方の自動車の運転者や同乗者はもちろんですが、加害者側の自動車に乗っていた人間も「他人」となります。

ただ、判例によると、例えば、自動車の所有者が助手席に乗り、友人の運転で事故に遭った場合の所有者は「他人」には当たりません。

また、家族名義の自動車をいつも使用しており、たまたま友人が運転し、自身は助手席に同乗し事故に遭った場合も「他人」には当たりません。「運行供用者」になるからです。

このように、加害者側の自動車に同乗していても、自賠責保険の適用がされ保険金が支払われる場合と、支払われない場合があります。

「運行供用者」に当たるかどうかが問題点となったり、また、所有者の親族でも「他人」となる場合もあり、加害者側の自動車の使用状況や所有者との関係、常時使用しているのは誰か、経費は誰が払っているのかなど、様々な情報をもとに「他人」であるかどうかが判断されます。

加害者側のケガ人になってしまったとしても自賠責保険が適用になる場合も少なからずあ            りますので、まずは専門家に相談しましょう。

 

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