【自賠責保険】物損の例外、加害者複数の場合

投稿日:2013.12.10

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

自賠責保険の制度について、健康保険との違いをご存知でしょうか

 

制度趣旨をいえば、自賠責保険は、積極的に被害者を救済しようとするもので、国家的事業ともいえます。

損保会社が運営を行っていますが、利益や余剰金を出してはならないことになっています。

 

社保・国保等の健康保険とはその基本概念が違うのです。健康保険は、「相互扶助」の保険です。国民がお金を出し合い、一定の枠を法律で規定した「制限診療」でお互いを助け合う保険です。

対して自賠責保険は、自動車を運転する人間が一定の金額を払って加入することが義務付けられ、運営されているものであり、したがって「自由診療」、つまり制限診療であってはならない保険として存在しているのです。

 

今回は、自賠責保険による支払のうち、いわば例外的な取扱いについて説明します。

 

自賠責保険で請求できるのは人的損害のみで、物損については支払われないのが原則ですが、「物」について支払われる例外措置もあります。

例えば、事故の際に身につけていたメガネや義肢、補聴器などは身体の一部の機能を補うものですから単純に「物」扱いにはならず、その費用についても支払われます。

 

また、自賠責保険の支払限度額は、ケガの場合は120万円までですが、加害自動車が複数の場合は増額になります。

「共同不法行為が成立」という言い方になりますが、これは、加害自動車それぞれに損害賠償責任がある、という意味です。

ですから加害自動車の数の分だけ、限度額が倍増するという考え方です。

例えば、自動車の助手席に乗っていて、衝突事故でケガをした場合、自分が乗っていた車と、衝突した車の2台に責任があることになります。ケガの場合の支払限度額は120万円ですから120万円ずつ、合計で240万円まで受け取ることができます。

なお、増えるといってもそれは「支払限度額」が増えるのであり、損害賠償額が増えるわけではありません。

あくまでも請求できるのは損害額なのです。この場合に240万円請求できるということは、損害額が240万円以上あった場合です。

 

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