むち打ち症について(7) ブラッドパッチ療法について

投稿日:2013.10.28

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

2012年5月、脳脊髄液減少症に対する硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ)が、先進医療に認められました。

 

「脳脊髄液漏出症」は、なんらかの理由で髄液が漏れ出し、頭痛や倦怠感などさまざまな症状を引き起こす病気です。

長期間むち打ち症に苦しんでいた人が、実は「脳脊髄液漏出症」であったということも、珍しいことではありません。

 

〇脳脊髄液漏出症とは?

脳脊髄液減少症には、「脳脊髄液が漏れだして、少なくなるタイプ」と、「髄液の生成する力が弱まり、少なくなるタイプ」があります。前者はさらに、「低髄液圧症」と「髄液漏出症」に分けられます。

脳と脊髄は、脳脊髄液に包まれています。脳脊髄液は、無色透明の液体で、ちょうどこの液体の中で脳と脊髄は浮いたような状態になっています。

 

交通事故やスポーツなどによる首や腰への強い衝撃で、脳脊髄液が減少することで起こるのが「脳脊髄液漏出症」です。

この脳脊髄液が、漏れだし減少すると、浮いている脳はその位置が下がってしまったり、この液を血液で補おうとして、脳の表面の静脈が拡張してしまったりして、さまざまな症状を引き起こします。

また、立っている状態が特にひどく、横になると軽減するという特徴があります。

 

〇脳脊髄液減少症の治療法

病院での治療方法をご紹介します(当院では行えませんのでご注意ください)。

まずは、保存療法がおこなわれます。横になって、1日1.5Lから2Lの水分を摂取します。髄液が漏れだしている穴がふさがるのを待つのです。

それでダメなときは、「ブラッドパッチ療法」という、自身の血液を漏れ出す部分に注入し、穴をふさぐ方法が行われます。ブラッドパッチ療法は、効果がない場合は、間隔をあけて2、3回行います。そのため、治療期間も6ヶ月~1年に及ぶこともあります。

 

ブラッドパッチ療法自体は、保険適用外ですが、厚生労働省が告示する基準を満たした医療機関では、患者負担が軽減されます。ブラッドパッチ療法が、どの病院でも保険診療で受けられるようになる日も、そう遠くないかもしれません。

 

カルカル接骨院で治療され、ブラッドパッチ治療が必要な方には、脳脊髄液減少症の専門医を紹介します。とても予約の取りづらい病院ですが、当院の紹介で優先的に予約できます。

 

神奈川県藤沢市藤沢2-1-1 湘南弐番館102
カルカル接骨院 (藤沢本町駅徒歩6分)
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