代表的な後遺障害(3)上肢及び手指の障害

投稿日:2014.01.02

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

【上肢・手指の後遺障害】

上肢の後遺障害は、交通事故によって生じた骨折・脱臼・神経麻痺に伴って発生します。

上肢は、鎖骨(さこつ)・肩甲骨(けんこうこつ)・上腕骨(じょうわんこつ)・橈骨(とうこつ)・尺骨(しゃこつ)の 5 つの骨で構成されています。橈骨と尺骨は、ひじから手首までの骨で、親指側にある方が橈骨、その他を尺骨といい、まとめて前腕骨(ぜんわんこつ)とも呼ばれます。

上肢の障害は、「欠損障害」、「機能障害」、「変形障害」に分けられます。

 

上肢の「欠損障害」は、上肢を失った状態をいいます。

・両上肢を肘関節以上で失ったもの・・・1級

・両上肢を手関節以上で失ったもの・・・2級

・1上肢を肘関節以上で失ったもの・・・4級

・1上肢を手関節以上で失ったもの・・・5級

手指の「欠損障害」は、手首と各指(親指・人差し指・中指・環指・小指)を失った状態をいい、その程度により3級、6級、7級、8級、9級、11級、12級、13級、14級に分類されます。

 

上肢の「機能障害」は、上肢の機能に障害が残った場合をいいます。上腕神経叢の完全麻痺もこれに含まれます。「上肢の用を廃したもの」、「関節の用を廃したもの」、「関節の機能に著しい障害を残すもの」、「関節の機能に障害を残すもの」の4つの状態に分類して等級が定められています。

・両上肢の用を全廃したもの・・・1級

・1上肢の用を全廃したもの・・・5級

・1上肢の3大関節中の2関節の用を廃したもの・・・6級

・1上肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの・・・8級

・1上肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの・・・10級

・1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すも・・・12級

※「両方の上肢の用を全廃したもの」とは、肩関節・ひじ関節・手関節の3大関節全てが強直し、そのうえ手指が全部使えなくなったことです。

手指の機能障害は、手指の機能に障害が残ったものをいい、その程度により、4級、7級、8級、9級、10級、12級、13級、14級に分類されます。

 

上肢の「変形障害」は、上肢の骨折部分が固まらない、または曲がって固まってしまったことに関する障害です。

・1上肢に偽関節を残し、著しい変形障害を残すもの・・・7級

・上肢に偽関節を残すもの・・・8級

・1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの・・・12級

 

また、この他にも、上肢の露出面に手のひらの大きさの醜いあとを残すものは、14級に認定される可能性があります。

 

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