損害保険会社が整骨院 接骨院の通院を勧めない??

投稿日:2015.07.08

ほとんどの場合は接骨院通院を認めていただき、治療費など手続きを院←→損保と直接やりとりする(任意自賠一括)対応をしていただいています。この一括対応をしてもらえないと患者さまには一時的な費用負担が発生しますので、一括対応が有るか無いかは、被害者様からすると重要な事となります。

 

損保会社さまが「接骨院の通院を認めない」というのは、この「一括対応はしません」という事で有って、被害者さまの接骨院通院を止められるものではありません。しかし、「接骨院に一括対応はしません」=「接骨院だと治療費は払えません」と言われ、一時的にでも治療費の自己負担をさせられる被害者様の気持ちはいかがなものでしょうか。

 

また、「その一時的な治療費は必ず後で払います」といった約束はしていただけないでしょう。あくまで、立替えた治療費などは「必要かつ妥当」なら後で払います。と言ったハッキリとしない立ち位置で言われます。そんな状況で、そのような場所を通院先として選ぶ被害者の方はどれくらい居るのでしょうか。

 

これは、被害者個々の状況・症状を考えると、時に機会損失と言えるかもしれません。

 


 

前述したように、ほとんどの患者様は、(加害者)相手損害保険会社様から「治療費は直接カルカル接骨院へ支払うので、どうぞ通院に専念してください。」とご対応いただき円満に示談までしています。

 

ただし、損保会社様にとっては通院の融通が利きにくい等、病院(整形外科)だけに通院をしてもらった方が治療費や手続きの面で良い事もあります。

 

また、損保会社様は、過去の裁判例で自社に有利だと思われる事を強調しセールストークしてくる事もあるようです。「病院で紹介状や許可をもらってから接骨院へ行ってください。」と言われるのはその例の1つです。(通常、捻挫 打撲 挫傷に許可や紹介状の必要はありません。)

実際に裁判になる事はほぼありませんが、もしそうなった場合に限り、そのセールストークは被害者様への優しさに変わる事もあり得ます。これは状況次第で最初の段階では分からない事も多く判断は難しいです。

 

まとめますと、被害者の方は、まずは自身の体を治す為にはどうしたら自分にとってベストか?を考え、後悔しない選択をする事が良いと思います。加害者側の損保会社様の指示や言う事をすべて鵜呑みにするのは場合によっては後悔します。病院や整形外科と併用して接骨院へ通院したい時は、その理由も合わせて相手損保様へ伝えるのが良いと思います。苛立ちや怒りが有っても、冷静にそれを主張してください。また余談ですが、女性(子供)、若い男性、高齢者の方は、出来るだけ働き盛りの男性を損保様からの連絡先とした方が良いかもしれません。

 


 

損保会社セールストーク抜粋(患者さまから聞いた内容です。)

「接骨院はダメなんですよ。」

「接骨院は、医療機関ではないので診断書が書けません。診断書が書ける所(だけ)に通院をお願いします。」

「接骨院だと、最近自賠責保険がおりない事があるんです。整形外科(だけ)に行ってください。」

「医師の指示書がないと接骨院通院はダメなんです。」

「接骨院は、科学的根拠がないのでダメなんです。」

「むちうち症の治療期間は3ヶ月なんですよ。」

 

などなど。その内容の正確さ(その背景に有る損害保険料率算出機構)はさて置き、会話には必ず前後が有り、その言い方が有ります。ごく一部の損保担当者は、状況・立場を生かし、それらを上手く活用する事によって被害者を誘導する手法を取っているのかもしれません。

ちなみに、何故そう思ったか?

なぜなら、ご自分の掛けている任意保険会社(人身傷害特約や一括対応など)で仲介を行う際には、上記セールストークが有った話しを聞いた事がありません。やはり、自社のお客様に対する接し方とは違うのでしょう。

 

今、被害者のあなたが主に連絡を取っているのは、加害者加入の任意保険会社でしょう。そしてそれは原則、加害者(自社の保険加入者)の味方である事を忘れずに対応していく必要があります。

 

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