損害額から差し引かれないもの

投稿日:2014.12.11

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

過失相殺とは、被害者側にも何らかの過失があり、その程度によって損害賠償額を減額することをいいます。被害者の過失が大きければ大きいほど、損害賠償額は減額され、少なくなります。

 

この過失相殺以外にも、賠償額が減額されることがあり、これを「損益相殺」といいます。

損益相殺は、交通事故の被害者が損害賠償を受け取るときに、例えば保険金等の給付など、同一の事故を原因として利益を受けた場合に、その利益は損害額から差し引かれます。

 

しかし、全てが差し引かれるわけではなく、差し引かれないものもあります。

 

 

◆香典◆

友人や知人からもらった香典は、損益相殺の対象にはなりません。

しかし、加害者側から受け取った香典の金額が、社交儀礼の額を超えていれば、被害者弁償の一部として控除されることもあります。

 

◆見舞金◆

見舞金が少額であれば、損益相殺の対象にはなりません。

しかし、これまでの判例では、1万5千円は社交儀礼とした例もあります。それ以上の金額をもらうと、慰謝料の一部とされたり、損害のてん補とされるようです。

 

◆生命保険・傷害保険◆

生命保険契約に基づいて給付される保険金は、損益相殺の対象にはなりません。これは、被害者がすでに払い込んだ、保険料の対価として支払われるのであって、たまたま交通事故にあったのであって、当然被害者(の家族)が受け取るべきものだからです。

 

◆搭乗者傷害保険金◆

ここでは、加害者が契約している搭乗者傷害保険です。搭乗者傷害保険は、損益相殺の対象にはなりません。しかし、加害者が保険料を負担して賠償されるわけなので、慰謝料を減額された判例もあります。

 

この他、労働者災害補償保険法による特別年金休業、特別支援金、傷害特別支給金、傷害特別年金、遺族特別支給金、遺族特別支給金、遺族特別年金、労災就学援助金、生活保護法による扶助費、身体障害者福祉法に基づく給付、特別児童福祉扶養手当、自損事故保険金、被害者の受給する損害賠償金に対する税金なども、損益相殺の対象にはなりません。

 

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