損益相殺の基本

投稿日:2014.08.31

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

交通事故の被害者は、加害者に対し損害請求をすることができます。しかし、被害者が被った全ての損害額が賠償されるというわけではありません。というのも、“過失割合”で、被害者は、その過失割合に応じて、賠償額が減額されてしまうからです。
被害者の過失割合が高いと、最小的に受けとれる賠償額は少なくなってしまいます。被害者にとっても、加害者にとっても、“過失割合”は重要です。
この“過失割合”以外にも、被害者の賠償額が減額されてしまうことがあります。それが『損益相殺』です。損益相殺とはどのようなものをいうのでしょうか?

 

【損益相殺とは?】
損益相殺は、交通事故における損害賠償額の調整方法です。
交通事故の被害者は、自賠責保険や任意保険からの損害賠償以外にも、労災の支給を受けたり、健康保険からの給付を受けたりすることがあります。被害者が賠償金額と二重に利益を得ることは、許されていません。二重取になる部分は、賠償額から減額されます。
つまり損益相殺とは、同じ交通事故に対して、損害賠償とは別に給付を受けていた場合に、その受けた金額を損害賠償額から減額することをいいます。
あらゆるものが損益相殺の対象になるのではありません。その対象になるものとならないものをみていきましょう。

 

【損益相殺の対象となるもの】
・自賠責保険金
・すでに支払われた労働災害保険金、健康保健、年金などの給付金
・所得補償保険金

 

【損益相殺の対象にならないもの】
・生命保険金
・香典、見舞金
・任意保険の傷害保険金、自損事故保険金、搭乗者傷害保険金
・医療扶助給付(生活保護)
・労災保険での休業特別支給金、障害特別支給金

 

【過失相殺と損益相殺はどちらが先?】
多くの場合では、先に“過失相殺”を行い、全体の損害賠償額から過失相殺分を減額したあとに、損益相殺をします。ただし、健康保険の療養給付、障害厚生年金、介護保険給付の場合は、先に損益相殺をした後に、過失相殺という順番になります。

 

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