脳脊髄液減少症の診断

投稿日:2014.12.11

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

頭痛でお悩みの方、もしかすると脳脊髄液減少症かもしれません。

 

■脳脊髄液減少症とは?

脳脊髄液減少症は、何らかの原因で脳脊髄液が減少し、頭痛や倦怠感など、全身症状が現れる疾患です。

 

交通事故やスポーツなどで、身体や頭につよい衝撃を受けることで、髄液を包む硬膜に傷が入り、継続的に髄液が漏れ続けることで発症します。ただし、まだ不明な部分も多く、必ずしも外傷性が原因とはいえません。

 

 

■ブラッドパッチ療法とは?

画像診断をし、低髄圧症候群であると診断されたら、どこから漏れているのかの検査をします。腰椎穿刺という方法で、直接脊髄の近くに針を刺します。脳脊髄液漏出症が確実であると診断されると、大学病院などのおおきな病院ではブラッドパッチ療法がおこなわれます。

 

ブラッドパッチ療法とは、硬膜外自家血注入療法のことです。脳脊髄液が漏出している部分の硬膜外に、自分の血液を注入し、血液と硬膜外腔組織の癒着・器質化により髄液が漏れ出ている部分を閉鎖し、漏出を止める治療方法です。臥床安静の後、退院となります。

 

治療後、硬膜の傷は2週間~1カ月程度で修復します。しかし、髄液漏出が止まっても、髄液の生成が追いつくまで2~3ヵ月かかるのが一般的です。

 

また、治療後6ヵ月間は再発のリスクが高いと言われています。諸症状についても、症状ごとに回復の程度が異なります。そのため、完全に回復を実感するまでに1~3年位かかります。完治しても、再び強い衝撃を受けることで再発することがあります。

 

 

■なぜ保険がきかないの?

海外では認められている疾患名ですが、日本では保険治療の対象になっていません。

 

以前から「低髄液圧症候群」という診断基準はありました。しかし、「髄液はめったに減少しない」という見解が一般的だったため、外傷性が原因で髄液が減少するという事を否定する医者が多かったのです。脳脊髄液量を客観的に測定できないという理由もあったのでしょう。

 

厚生労働省では、研究を続けており、2012年6月には、ブラッドパッチ療法が、先進医療として認められました。

 

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