過失割合の考え方(1)過失相殺のしくみ

投稿日:2013.09.16

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

過失相殺のしくみ

 

■過失相殺とは?

交通事故は、加害者だけに過失があるのでしょうか?

交通事故は、加害者だけでなく、被害者にも何らかの過失があることがほとんどです。

交通事故では、損害賠償額を決定するにあたり、加害者だけでなく被害者の過失の程度(過失割合)を考慮して、その分の損害額を減額します。

 

つまり、加害者だけに損害額を負担させるのではなく、加害者と被害者の過失の程度(過失割合)に応じて、当事者間で損害賠償責任を負担し合う制度を「過失相殺」といいます。

 

飲酒運転や無免許運転や、50キロ以上の速度オーバーといった常識外の危険な運転が原因による事故などのように、加害者側の一方的な過失があるケースを除き、被害者の過失の程度に応じて、被害者の過失相当分が損害額から減額されます。

過失相殺による減額は、治療費、休業損害、慰謝料など、その事故で被害者が受けたすべての損害を対象とします。

 

人身事故ではなく、自動車同士または自動車とバイクなどの車両事故(物損事故)の場合にも、それぞれの損害額をそれぞれの過失割合を応じて、負担をします。

 

■例1(歩行者と自動車の事故の場合)

例えば、歩行者が横断歩道ではないところを横断し、通行してきた自動車と事故に遭い、総額100万円の損害を被ったと仮定します。歩行者が被害者で、自動車の運転者が加害者です。

そのときに、歩行者の過失の割合が30%だとすると、加害者が被害者に支払う賠償金額は、30%減額されて70万円になります。

 

■例2(自動車と自動車の事故の場合)

例えば、信号のない交差点で、自動車Aと自動車Bが衝突事故を起こしたとします。自動車B側には、一時停止の標識があったとします。スピードはそれぞれ同じ。また、自動車Aの損害額は200万円、自動車Bの損害額が100万円だとします。

 

そのときの過失割合が、自動車Aが20%、自動車Bが80%だとすると、自動車Aの損害200万のうち、Bは160万円の損害賠償を支払います。自動車Bの損害100万円も、Aは20万円の損害賠償を支払います。

 

つまり、BがAに差引140万円の支払いをするということになります。

 

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