過失割合の考え方(10) 高速道路上での事故の場合

投稿日:2013.09.27

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

■高速道上の過失割合について

過失割合は、自動車同士や、自動車と歩行者など、事故の類型ごとに割合が決められています。その中で「高速道路上」という類型があることは、少し意外な感じがします。

 

これは、高速道路と一般道を比較した場合に大きくとなる点があるからです。通常は歩行者の横断がなく、制限速度が高く、きちんと整備されている高速道路上の事故では、事故の類型や過失割合の基本も一般道とは異なってきます。

 

こうした厳しい基準は、制限速度が80kmや100kmになる高速道路にあっては当然です。同じような事故状況でも、一般道以上に大事故につながる危険性が高いからです。

 

 

■追突事故の場合

高速道路では、車の流れを阻害するような行為をした場合には、一般道よりも過失割合が大きくなります。これは、本線車道でのスムーズな車の流れを確保することが必要なためです。

例えば、一般道では、止まっている車に追突した場合、追突車の過失が100%になります。これが、高速道路では、止まっている車にも過失が30~40%認められるため、追突車の過失は60~70%になります。

 

ただし、必ずそうなるというわけでなく、車間距離を取らなかったり、前方不注意の場合は、高速道路の追突事故でも100%の過失になることも少なくありません。

 

先行車の急ブレーキが原因の追突事故では、重大な事故につながる可能性があることから、追突車の過失は50%になります。これは、一般道での過失割合に比べ、バイクの場合で20%、車の場合で30%も先行車(急ブレーキ車)の過失割合が大きくなります。それほど、高速道路での過失割合の基準は、厳しくなっているのです。

 

 

■落下物の場合

高速道路では、落下物が原因による事故の場はどうでしょうか?

 

一般的には、後続車の過失の方が、前方車の過失よりも大きくなります。しかし、落下物の危険を即座に判断し、適切な回避措置をとることは難しいので、この場合、物を落とした前方車にも過失があります。具体的には、前方車60%、後続車40%の過失割合になります。

後続車が急ブレーキでも間に合わないようなスピードで走行していた場合には、後続車の過失も大きくなります。

 

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