過失割合の考え方(2)過失相殺と自動車保険の方法

投稿日:2013.09.16

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

過失相殺と自動車保険の方法

 

■過失相殺の適用範囲

被害者にも過失がある場合、過失相殺されることによって損害賠償額は少なくなりますが、この過失相殺の制度は、自動車保険でも適用されます。

ただし、自賠責保険と任意保険では、その適用範囲が異なります。

 

【自賠責保険の場合】

自賠責保険は、被害者の保護と救済を目的にした強制保険なので、被害者の重大な過失(70%以上の過失)があった場合にしか、過失相殺はされません。被害者に重大な過失がある場合に限り、被害者の過失の程度に応じて損害額から一定の率が減額されます。

また、過失相殺の割合も、死亡や後遺障害に関しては20%、30%、50%のいずれかになり、後遺症を伴わない障害については20%と決められています。

 

原則として死亡や後遺障害については、被害者の過失が70%以上80%未満の場合は20%、80%以上90%未満の場合は30%、90%以上100%未満の場合は50%が減額されます。

後遺症を伴わない障害については、被害者の過失が70%以上100%未満の場合に一律20%が減額されます。

 

※重過失と認められるのは、

・信号無視の横断をしたとき

・道路標識などで示された横断禁止場所を横断したとき

・泥酔して道路上に寝ていたとき

・信号無視で交差点に進入し衝突したとき

・センターラインを越えて対向車と衝突したとき

などです。

 

【任意保険の場合】

損害賠償請求する場合において、過失相殺が適用になるのは、主に任意保険のケースです。任意保険では、保険会社が被害者の過失を細かく査定し、被害者に普通の過失(軽過失)がある場合でも、その過失割合分を損害額から減額します。

また、加害者から被害者に支払われる保険金が、先に自賠責保険から支払われた場合で、被害者への損害賠償額が自賠責保険金だけでは不足する場合には、その不足分が任意保険から支払われることになります。

 

総損害額から自賠責分を控除して、その後に過失割合に応じて減額するのが、過失相殺の流れですが、自賠責の部分には適用しないという判例もあり、現行の制度では先に過失相殺が行われる形になっています。

 

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