過失相殺の事例(1)入院中態度が悪く損害が拡大したら?

投稿日:2013.12.24

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

例えば、「被害者が入院後中、病院を抜け出して遊んでいたり、お酒を飲んだりと、治療に専念しないことで入院が長引いた」という場合はどうなるでしょうか?

 

交通事故の損害賠償には、治療費や入院費、仕事を休んだ分だけの休業補償、通院や入院期間分の慰謝料など、被害者が被ったさまざまな損害が補償されます。入院期間が長いというのは、被った損害が大きいということなので、それだけ支払われる損害賠償額も多くなるというわけです。

 

交通事故による過失は、被害者の不注意があって事故が発生したという過失の他に、事故が発生した後に適切な治療を受けないことで損害が拡大したという損害拡大防止につながる過失、いわゆる事後過失も考えられます。

ただし、事後過失といっても、過失相殺の対象として減額するのではなく、初めから損害の範囲に含まれないという意味での過失です。被害者は早く治すために治療に励むのが普通なので、被害者がそれを怠って、損害を拡大した場合は、その部分については被害者が負担し、加害者には請求できないことになっています。

 

例えば、むち打ち症で通院治療中に転んでしまって骨折した場合は、骨折については交通事故の直接の傷害ではないので、その部分は賠償の対象外になります。

ただし、実際にはどこからどこまでが交通事故に関係があり、どこまでどこまでが交通事故に関係がないのかを判断するのは大変です。そのため、まずは全損害を加害者の責任とした上で、過失相殺で減額するという措置がとられています。

 

このように、被害者であっても治療態度が賠償額に関わってきますので、真面目に治療を受けることが大切です。その上で、当初の予定より治療が長くかかってしまった時には、その時期まで補償してくれるように交渉します。もしも不真面目に治療を受けていたら、治りきらないうちに補償を打ち切られてしまいますので、注意しましょう。

また、治療期間や治療内容については、医師や専門家にお気軽にご相談下さい。

 

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