過失相殺の事例(2)好意同乗の事故

投稿日:2013.12.25

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

例えば、「彼氏が彼女を家まで送って帰る途中に、オーバースピードで交通事故を起こし、彼女に怪我をさせてしまった」という場合、彼女が受け取る損害賠償は、「好意同乗」による事故のため減額されるのでしょうか?

 

同乗者に損害を与えてしまったときは、自動車の運転手や自動車の所有者は、同乗者の損害を補償しなければなりません。「好意同乗」というのは、親切心や好意で他人を自動車に乗せたときに事故をおこしたことをいい、その場合は同乗者の損害賠償額が一部減額されることがあります。

 

「好意同乗」として扱われるのは、以下のようなときです。

1.純粋に運転手の好意で同乗したとき

2.自動車の所有者(保有者)の意思に反して同乗したとき

3.車に同乗したこと自体または同乗中に過失・危険の承認が認められるとき

4.同乗者にも運行目的が認められた時

1は、上記のケースのような家まで送ってあげよう、会社まで乗せていってあげようというという運転手の好意で同乗した場合などです。

2は、運転手が嫌がるのに無理やり車に乗ってきたり、運転手に隠れて乗っていた場合などです。

3は、同乗者が運転手の運転を邪魔する行動をしたり、飲酒運転を強要したりした場合などです。

4は、運転者と同乗者が交代で運転していた場合などです。

 

「好意同乗」による減額率は、上の四類型によって異なります。減額率が大きくなるのは、3や4のケースで、1や2については、減額がされないケースがほとんどで、減額されたとしても慰謝料といったところです。

上記のケースでは、過失相殺についての減額はありませんが、もしも彼女が、彼氏のオーバースピードを知りながら制止しなかったのであれば、慰謝料分は減額されるかもしれません。

 

このように、人の自動車に同乗する時には、運転者が事故を起こさないような配慮も必要です。もしも交通事故を起こした場合には、どの程度負担するのかを、事前に相手と話し合っておくことも必要でしょう。

 

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