過失相殺の自賠責保険と任意保険の違い

投稿日:2013.12.22

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

交通事故の加害者だけでなく、被害者にも何らかの過失がある場合には、被害者側の過失割合を減額しようというのが、過失相殺です。この過失相殺、自賠責保険では過失相殺を適用しなかったのに、任意保険では適用して賠償額を減額するということがあります。これは、自賠責保険と任意保険で、過失相殺についての考え方が異なるためです。

 

〈自賠責保険の過失割合〉

自賠責保険では過失相殺が行われないかと言えば、そうではありません。被害者の一方的な過失で交通事故が引き起こされた場合には、自賠責保険からの支払いがないということもあります。

しかし、自賠責保険は被害者保険という側面があるので、被害者側に重大な過失がある場合を除いては、適応させないことが多いです。また、自賠責保険の査定は、原則書類審査だけで、事故現場などの調査を細かくすることがありません。

 

自賠責保険の査定上、重過失と認定されるのは、以下のような場合に限りです。

・信号を無視して横断した

・道路標識などで明確に横断禁止が表示されている所を横断した

・泥酔等で道路上に寝ていた

・信号を無視して交差点に進入し衝突した

・(被害者が追突した場合で)追突された車が駐停車禁止に違反して駐車していた

・被害者が中央線を越えて衝突した

また自賠責保険では、過失による減額率は、

(死亡の場合)20%、30%、50%の三段階に限定、(障害の場合)20%

と、とても分かり易くなっています。

 

〈任意保険の過失割合〉

任意保険の場合は、綿密に調査し、細かく過失を査定します。そのため、減額率も自賠責保険のような一定というわけではありません。また、最初に被害者の損害額の総額を算出し、それに過失相殺の減額率を掛け合わせ減額します。

(トータルの被害者の損害額)-(過失相殺を適用して減額した額)-(自賠責で支払われた保険額)=(任意保険で支払われる保険額)です。

 

保険会社によっては、過失相殺を自賠責保険部分には適用しなかったと判例もあるため、少しでも不満に思えば、「弁護士」に相談してみましょう。

 

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