交通事故の後遺症/後遺障害の認定

後遺障害の慰謝料額の比較

投稿日:2014.11.27

藤沢市交通事故外傷治療院のブログです。

 

後遺障害が発生した場合には、後遺障害の逸失利益と慰謝料の2種類の損害賠償を請求することができ、後遺障害等級表の等級に応じた保険料が支払われます。

 

◆後遺障害は1600万円?

自賠責保険の範囲内でまかなえる場合の支払基準となるものです。この保険金額を超えた場合は、その超過分が任意保険から支払われます。保険に加入していない場合は、加害者側の負担となります。

 

自賠責保険では、後遺障害に対する逸失利益および慰謝料の合計した損害賠償として、別表のとおりの自賠責限度額の保険金額を決めています。

 

ただし、後遺障害に対する金額の場合、第一級、第二級、第三級該当者で被扶養者があるときは、第一級1300万円、第二級1128万円、第三級973万円とされています。

 

 

◆弁護士会は最高3100万円?

弁護士会の基準には日本全国向けの「青い本」と首都圏地域向けの「赤い本」があります。

 

これは弁護士が損害賠償の請求をする際、目安となるように作成された基準で、慰謝料に関する3つの基準の中では、最も高めになっています。この基準が裁判上で、満額が認められるわけではありません。

 

 

◆自賠責保険・日弁連(青い本)・東京三弁護士会(赤い本)の慰謝料額の比較

 

※自動車損害賠償保障法施行令の別表第1(介護を要する後遺障害)に該当する場合

第1級1600万円、第2級1163万円

 

※別表第2に該当する場合(自賠責保険/日弁連/弁護士会の順)

1級…1100万円/2700~3100万円/2800万円

2級…958万円/2300~2700万円/2370万円

3級…829万円/1800~2200万円/1990万円

4級…712万円/1500~1800万円/1670万円

5級…599万円/1300~1500万円/1400万円

6級…498万円/1100~1300万円/1180万円

7級…409万円/900~1100万円/1000万円

8級…324万円/750~870万円/830万円

9級…245万円/600~700万円/690万円

10級…187万円/480~570万円/550万円

11級…135万円/360~430万円/420万円

12級…93万円/250~300万円/290万円

13級…57万円/160~190万円/180万円

14級…32万円/90~120万円/110万円

 

こういった違いがあるため、後遺障害について、交通事故専門に弁護士に相談する人が多いです。

 

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後遺障害(後遺症)のポイントを説明します。

 

◆後遺障害(後遺症)とは?

後遺障害(後遺症)とは、交通事故による怪我の治療を継続して、病状が固定したあと、これ以上の改善が見込めない状態で、身体に障害が残った状態をいいます。

 

「けがに対する保険金(自賠責保険では120万円)+逸失利益+慰謝料」

を損害賠償として請求することができます。

 

 

◆後遺障害(後遺症)認定の流れ

交通事故による怪我を治療しても、あるところまでくると、それ以上に改善することが難しい状態になります。医師は、この状態になると診断書に、「〇月〇日をもって【治癒】もしくは【症状固定】」と記入されます。

 

この状態で、被害者の身体に一定の障害が残っていた場合、これが後遺障害として判定されるかどうかで、請求できる損害賠償の範囲が全然違ってくるので、注意しましょう。

 

後遺障害にあたる場合は、主治医に「自動車損害賠償責任保険後遺障害診断書」または「自動車損害賠償責任保険歯科後遺障害診断書」に、各部位の後遺障害の内容を記載してもらいます。そして、保険会社を通じて、各地区の調査事務所に、後遺障害の認定申し立てをします。

 

この調査事務所とは、損害保険料率算出機構のことです。ここで、後遺障害に該当するのかの認定が行われます。

 

 

◆非該当になってしまったら?

後遺障害の認定は大変厳しいため、申し立てをしても「非該当」とされることも多いです。また、後遺障害に認定されても、被害者が思っているよりも低い等級で認定されることもあります。

 

認定に不服があるときは、「異議申し立て」をすることができます。そのとき、被害者の身体的な障害や、さらに詳細を明記した追加診断書や、後遺障害の状況を明らかにした写真等の検査資料を提出します。

 

異議申し立てには2つの方法があります。ひとつは、加害者の任意保険会社にする場合、もうひとつは被害者が自ら加害者の自賠責保険にする場合です。

 

後者の場合は、自ら資料を揃えなければならず、行政書士や弁護士を依頼する人も多いです。

 

目に見えにくい障害は、特に認定が低くなる傾向があります。

 

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後遺障害には等級があり、その等級は自賠責保険会社に申請します。今回は等級認定について説明します。

 

■後遺障害等級認定とは?

後遺障害(後遺症)の認定は、「損害保険料率算出機構」が行います。

 

後遺障害等級には、1~14級までありますが、これらは後遺障害による労働能力の喪失が、どの程度のものであるかという点から決められます。

 

【1級】生活維持に必要な身の回りの動作に全面的介護を要するもの

【2級】生活維持に必要な身の回りの動作に随時介護を要するもの

【3級】】身の回りの動作は可能だが、労務につくことができないもの

【5級】きわめて簡単な労務しかできないもの

【9級】就労可能な職種の範囲が特に制限されるもの

【12級】労働には差し支えないが、局部に頑固な神経症状を残すもの

【14級】労働には差し支えないが、局部に神経症状を残すもの

 

また、1級と2級については、要介護がそうでないかに分かれており、全部で16等級の後遺障害等級があることになります。

 

■むち打ちは何級?

「むち打ち症」に該当するのは、12級と14級です。12級と14級の違いは、症状が神経学的検査結果や画像所見などの他覚的所見により、医学的に証明できるかどうかです。

 

14級を獲得するためには、

・交通事故がその症状を発生させる程度のものだったのか?

・事故当初から病院への通院を継続しているか?

・事故当初からの症状の訴えが、連続かつ一貫性があるか?

を全て満たしている必要があります。

 

■後遺障害等級はどうやって認定されるの?

後遺障害の等級認定を行っているのは、損害保険料率算出機構です。

症状固定の後に、「自賠責保険会社」に認定の申請ができます。自賠責保険会社は、損害保険料率算出機構の組織の中にある、自賠責損害調査事務所へ認定申請を行います。

 

自賠責損害調査事務所では、請求書類に基づいて、その交通事故について事故発生の状況や自賠責保険の支払対象となる事故かどうか判断し、その上でどのような後遺障害が残っているか、残っている障害と事故との因果関係があるかどうかなどを調査します。

 

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交通事故に遭い、治療を続けても、症状が残ってしまうことがあります。今回は、「後遺障害」について説明します。

 

■後遺障害とは?

後遺障害を定義すると、以下のようになります。

・自動車事故後に適切な治療を行ってきたにも関わらず、

・肉体的または精神的な状態に対して、

・治療の効果がこれ以上はのぞむことができず、

・将来にわたって回復の見込めない(症状固定)の状態となり、

・状来にわたって精神的または肉体的な不具合がのこり、

・かつ、その状態と事故との因果関係が医学的に認められるもので、

・その状態が予め政令で定めた類型にあてはまるもの

をいいます。

 

■症状固定とは?

医学的な意味では、「受傷の回復・改善が期待できなくなった状態」をいいます。

 

損害賠償的な意味では、「賠償期間の終了、治療の打ち切り」を意味します。

 

治療を続けていくと、よくなったり悪くなったりを繰り返しながら、症状は次第に軽くなっていきます。その後、リハビリや投薬をうけると症状は少し軽くなるけれど、少したつとすぐに戻ってしまうという、一進一退の状態を繰り返すようになります。

 

残ってしまった症状については、「後遺障害」として、損害賠償上の問題を早期に解決しましょう、というしくみです。「症状固定」後に、すべての損害の賠償を請求することになります。

 

【保険会社に症状固定と言われた時】

単純に、治療費をこれ以上払いたくないという意味で言っている可能性があります。

症状固定がどうかは、主治医に先生とよく相談して、判断することであり、保険会社のいいなりになる必要はありません。

 

【医師に症状固定と言われた時】

治療効果については、被害者自身にしかわからないこともあります。もう少し治療を続けたい場合は、遠慮せず医師に伝えましょう。

 

症状が固定になれば、後遺障害の認定を申請することになります。

 

主治医に「後遺障害診断書」を作成してもらう時には気を付けるべきことも多いため、信頼できる医療機関や法の専門家(行政書士や弁護士)への相談をおすすめします。

 

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【高次脳機能障害】

目に見えない後遺障害として、よく知られているのが「高次脳機能障害」です。「高次脳機能障害」は、その症状が後遺障害に該当すること自体に気づきにくく,医学的にも法律的にも認定が難しいという特徴があります。交通事故による頭部外傷があっても手術には至らない被害者の中には、他の目立った障害がないにも関わらず、大脳の機能に障害が認められ、社会適合性を大きく欠いている人も多いです。

 

「高次脳機能障害」とは、脳の一部が損傷を受けることで、記憶、意思、感情などの高度な脳の機能に障害が現れることをいいます。後遺障害の症状は、多岐にわたります。主な症状は下記のものになります。

・記憶障害・・・物の置き場を忘れる、約束を忘れる、新しいことが覚えられないなど

・注意障害・・・長時間作業を続けられない、他人の行動を邪魔してしまうなど

・見当識障害・・・日時がわからない、いま自分がいる場所がわからないなど

・感情障害・・・突然泣き出したり怒りだしたりなど

・遂行機能障害・・・物事の優先順位をつけて段取りよく行動できないなど

・社会的行動障害・・・他人に依存する、欲求や感情をコントロールできないなど

 

上記の症状は、交通事故によらなくても起こる症状のため、交通事故によるものだと判断するのは難しいのが現状です。

「高次脳機能障害」症状は、MRIやCTなどで認知障害の原因となる脳の器質的病変の存在が確認されることもありますが、損傷が軽・中度の場合は確認できないことも多いです。そのため、神経心理学検査およびADL、APDLによって評価することができます。

 

「高次脳機能障害」の等級認定は下記のようになります。

・第1級/神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの

・第2級/神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの

・第3級/神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの

・第5級/神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの

・第7級/神経系統の機能または精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの

・第9級/通神経系統の機能または精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの

・第12級/通局部に頑固な神経症状を残すもの

・第14級/局部に神経症状を残すもの

 

もしかしたらと思ったら、病院を受診してみましょう。

 

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